うぃず・デ・こーざ 「面接の上手な受け方」

講師 : 鴇田先生

日時 : 平成13年10月21日(日)
開場 : 
講演 : 午後1時
会場 : 春日公民館

 秋の気配も深まってきた、つくば。紅葉が色づき始めていた。

 障害者職業センターの主任カウンセラーを招き、青年達に「面接」の受け方について教授頂く事となった。
 ベルガでの昼食をはさみ春日公民館へ移動した。30名入る会議室は10名の青年達と親達10数名が既に集まっていた。
 前年度の、うぃず・デ・こーざの皆勤賞の表彰が行われ、拍手のうちに講座が始まった。ビデオは学生対象の面接用だったが、就職する事の基本、心構え、準備が語られ、面接での態度や言葉遣いを学べるものだった。
 ビデオが終わり、机を取り払い面接会場が作られた。親達が居ると子供は気を使ってしまい、うまく面接の模擬体験が出来ないだろうとの配慮で親は退席した。

 さて、青年達にT先生が語りかける。面接について思うことは?なかなか声が出ない。仕方なく親で退出しなかった(S)をちゃん(「星の子」では古い会員同士をちゃん付けで読んでいたりする)から始める事とした。色々な思いが上がってきた。先生は青年達の言葉を白板に書いて行く。  
 そして模擬面接へと移って行く。そこで又、順番が決まらない、そして、こだわりが出てきて巧く進行出来ない場面もあった。先生の気遣いと経験により何とか進行して行く。
 一人の面接に5分掛け(10分になる場合も有り)その後、良かった点、こうしたら良い点等を青年達と丁寧に議論しながら進めて行くうちに彼らも引き込まれて行く。
 「第2希望の面接では、どう答えれば良いのでしょう?」との質問もあり「そこの企業の人は、きっと自分のところで働きたいと思って応募してきたんだ、と思っているでしょうね」との回答に、青年達が納得する場面も。
 また「手帳の提示」に付いても質問があり、障害者として採用されるのか、普通の能力が求められて障害と関係なく、その仕事が出来るから応募したのかにも寄るし、その場合でもノルマを求められる時もあるので「手帳」のことを話したほうが良い場合もある。先生とか親に相談するのが良いでしょう、との事。
 模擬面接ではあるが、次第に身につまされるところが出てきて、皆真剣に仲間の様子を見ていた。時間を遥かにオーバーし事前に受けたい会社の募集広告を持ってきていたにも関わらず全員の面接は終わらなかった。心残りでは有ったが終了した。最後に面接の受け方のプリントが配られ、先生より説明があり、皆真剣に聞いていた。
 面接は単に受けるだけのものではなく、就職と言う自分自身の目的を達成するために積極的に下調べから準備が始まり、知識とか経験を積む必要のあるものだと理解されたものと思う。

 その後、先生と親の懇談となった。
 今日の青年達の様子を見ていて、幼い頃のままの姿が私の心の中に残っていたが、この雰囲気を見て一段と成長した彼らを再認識し、ちょっぴりのたくましさも感じていた。
 みんな頑張れ!と心の中でエールを送った。

              「星の子」吉田(和)

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