|
|
ブルーの光が目に差す。キラリキラリとイエロー、オレンジ、レッドと、次々と眩しく目の中を通り過ぎてゆく光の粒。若い歌声が部屋中を包み明るい顔顔が楽しげだった。
「星の子」うぃず新年会の2次会だった。
恒例の(2年目だけれど)新年会。青年が10名も集まり(男6・女4)去年
(つくば宴会センター)の姉妹店「つくばガーデン」に親たちも含め20数名が集った。
午後の例会にお招きした、次回"うぃずde講座"の「性教育」で講師をお願いしたM高校教諭にも参加いただいた。
夕方ともなると、去年の寒風の中を思い出させるような寒さが夜の帳とともに降りてきていた。厚着に身を包んだ面々が次々に宴会場を埋めてゆく。子どもたちは(高校生以上)前回の弁護士先生のお話とか、この間のボーリングとかで知り合いになっているせいか、指示もしないのに親から離れ子供同士で一つのテーブルを占拠していた。
やがて談笑の中、カラオケも始まる。色々話し合っているうちにM先生が調理を教えているとのことが判り、「性教育講座」の前に3回目で予定していた「調理教室」を次回とする事が決まってゆく。臨機応変「星の子」の情勢対応は早い。
M先生は子供達の中に入り込み、もう彼ら彼女達の心に入り込んでいた。
「星の子」の子供達は皆な夢があり、今年大学が決まって4月からの生活がとっても楽しみな彼女。コンピュータで、書類を作ったりする新しい職場に移った彼。単位制高校に通う彼女。専門学校で頑張る彼。「星の子」で随分明るくなった高校生。大学を卒業してアルバイトで頑張る彼・彼女。やっぱり「星の子」に顔を出すようになり表情も明るくなってきた彼。みんな寄り集まって楽しげに仲間達と歓談していた。
あっと言う間に2時間は過ぎた。親達も随分と話し込んでいたが、まだまだ物足りなさが残る。つくばガーデンを出ると目の前にカラオケの光る看板。遠方の方、高校生を除きカラオケに流れてゆくが、子供達の合言葉は「225に会おうネ!」
名残惜しく去る者、ウキウキとカラオケに向かう者、寒さはきつくなっていたけれど心はとってもホットで、カラオケ第二陣が始まった。親達の間にバラバラに座っていた彼ら彼女達だったが、やがて一つのコーナーに集まり出し、日頃親とは反発していても皆の、
「一緒に唄ったら─」
とか「お母さんも唄いナヨー」の子供達の声で、延長追加オーダーと盛り上がっていた。
ミラーボールの色とりどりの光の粒つぶが楽しげな皆の顔の上を通過してゆく。今年もやっぱり暗いカラオケルームなのに眩しいほどに輝いて見える。
子供達には、まだまだ未来があり、今はその緒に着いたばかりで夢に向かって羽ばたこうとしてる姿がそこにある。21世紀は彼ら、彼女達の世紀となるのだろう、その1年目、「星の子」も子供達とともに21世紀を駆けて行きます。候御期待ください!!!
吉田(和)
|